温泉施設の紹介はもちろん、その温泉を管理する肝心要「湯守人」にスポットを当て、ジモティーならではのレア情報と、温泉ドラ息子のご機嫌の取り方などなど、一般のお客様には普段お知らせしない「温泉あるある」よもやま話をお届けしています。12月から「わくスタ2」の開催に伴い参加施設リレーが始まっております。聞き逃した方のためにトークの内容をご紹介します。
しずおかで一番温泉に詳しいパーソナリティー海野圭子さんによる放送はこちらからネットで聞けますよ!
竹の沢温泉共同浴場 管理人 澤本一哲さん編 2023年12月14日(木)放送
Q:竹の沢温泉共同浴場はどんな温泉施設?
熱海駅から車で7-8分程の西山町という住宅地
の中にあります。熱海の石仏の道という日金山東
光寺までの参道に石仏があるんですが、その起点
となっている場所で、土日にはハイキング姿の方
をよく見かけます。現在は会員制の共同湯となっ
ていて、地元の方や近くの別荘地にお住いの方に
利用頂いています。昔は番台があって一般客も入
れたのですが、利用される方が徐々に減って、現
在は鍵を持っている方が利用できる会員制「ジモ
専」温泉となりました。正確には分かりませんが
50年以上続いていると聞いています。
現在の会員数は22名。料金は基本料金が月額1000円、利用料が月額1000円で合計2000円で入り放題です。毎日利用されない別荘族の方は基本料金+都度200円の契約もあります。ビジターの方をお連れしたい場合は300円で入れます。駐車場を利用される方は月額プラス1000円。入会時入会金1万円と鍵代が必要です。
Q:今回なぜスタンプラリーに参加することに?
温泉協会の松下さんとは仲良しで、「一般客が入れない温泉だけど、そんなのも混じってて面白いかも」そんな感じで、何せ常駐者がいないので、土曜日の午前中限定で予約必須という、超わがままな参加とさせて頂きました。激レアスタンプになると思います。
Q:お湯の特徴や魅力、おすすめの入り方は?
私自身が移住組でそれほど専門知識は少ないですが、みなさん熱海の中でもよいお湯だと仰います。源泉は熱海市が供給している温泉で複数の井戸からのお湯を混合していいます。昔から他でお湯が出なくなっても竹の沢だけは入れたそうです。私も毎日入っていますが、柔らかくて湯冷めしにくいと感じます。利用者はさほど多くないので常にお湯を張っているわけではなく、入る人がお湯をためて入ります。湯口から出る温度は夏は60度を超えるので加水しますが、冬は50度ちょっとでほぼ加水なく湯張りできます。自分のために源泉かけ流しを湯舟いっぱいに張り、自分だけで楽しむことができるのが魅力だと思います。絶景があるわけでもなく、施設も古いですが、これを「味」とした「ひな泉」を楽しめます。会員さんは24時間365日いつでも使えます。おすすめは朝イチで、誰もいませんので、大きな声で歌っても大丈夫です。
Q: スタンプラリーでお見えになったお客様はいますか?
最初の土曜日におひとりご利用頂きました。次の土曜日もおひとり、全部で2つスタンプを押しました。お話しを聞くと相当な温泉マニアのようで、一部では「湯変態」と分類される方のようにお見受けしました。お二人ともタイプは異なるようですが、かなりの温泉好きのようです。※ご本人と周辺の方からは「湯変態」のお墨付きをいただいております。
Q: この時期おすすめの熱海での過ごし方イベントなどは?
コロナが明ける少し前くらいから徐々に人が増えて、このところは若い方が随分と多いと思います。熱海は冬でも花火やってます。ヨット係留所の海キワキワのところから迫力の花火を楽します。あとは小さな温泉を巡ってみるのも面白いと思います。駅前温泉や山田湯とか歩いて行けますし、買い食いしながら熱海七湯などをめぐるのもよいですよ。
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